2018年10月15日

ローダータイプの自作GXマーカーや先後手マーカーの作り方をめっちゃ丁寧に解説してみる記事

どうもはじめまして。

ローダータイプの自作マーカーの作り方をめっちゃ丁寧に画像付きで解説していこうと思います。

ポケカブームの影響もありGXマーカーを自作したいと考える人も増えているのではないかと思って記事におこすことにしました。実際に自分もポケカをはじめてそのように思い立ち作ってみた同じ感情を持っているてる方も多のではないかと。
そして調べてみたんですけど大会でも自作GXマーカーの使用はOKみたいですね。
またポケカに限らずすべてのTCGで使える先後手マーカーも同じ方法で作れるので同時に解説してみたいと思います。





何を作るのかはタイトルそのままですね。
GXマーカー・先後手マーカー自作のすゝめ(保存版)
みたいなタイトルにしようとも思ってたのですが、わかりやすさをとってこのような形にしてみました。インパクト重視です。


文章だけで解説してもどのようなものが出来上がるが想像がつかないと思うので、実際に作ってみたものを載せておきます。







このような感じで仕上がります。ポケカだと先攻もドローできるから「Draw first」が「後攻」を意味しないので「First」と「Second」にしたほうがよかったかもしれません。

この記事は誰でもクオリティの高いマーカーが作れるような解説となることを目的としました。そのためかなり細かい部分まで解説をしていきます。また、事前知識のない状態で作成しようとするとぶつかるであろういくつかの問題点につきましてもこの記事では触れていきます。ぜひ最後までおつきあいください。





必要なもの


まずは一番気になるであろう費用について。
概算してマーカー1つにつき300円程度で作れます。
予想よりも安いと思われる方も多いのではないでしょうか。

次に実際に必要なものを見ていきましょう。

・カードローダー

・カッター、カッター台、定規(これらは裁断機でもよい)

・パソコン等の印刷環境

・PhotoScape(フリーソフト)、CubePDF(フリーソフト)

以上です。ローダー以外はあるよって方も多いのではないでしょうか。
では、実際にどのようなものが必要なのか大まかに解説していきます。


・カードローダー
各パーツの中で一番重要です。
今回作るマーカーはストレージに入れて持ち運ぶサイズとなります。
そのため、ストレージからはみ出さないかという点は外せないポイントです。

一番流通している汎用性の高いストレージといえば黒い細長のやつだと思います。みなさんも見たことがあるのではないでしょうか。こんな感じのやつです。


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上で紹介したローダーはこのストレージにピッタリ収まるサイズとなるので下で紹介しているローダーを推奨しています。
他のストレージに入れる際や別のローダーで作ろうと考えてる方は参考にしてみてください。



・カッター、カッター台、定規(これらは裁断機でも可)
あまり本格的なものはいりません。
写真に示した程度のもので大丈夫です。




・印刷環境
画像の編集や印刷機への出力を行うのでスマートフォンではなくパソコンのほうが都合がよいです。
プリンターに関してはコンビニプリントで行えるのでなくても大丈夫です。


・PhotoScape(フリーソフト)
今回はこのソフトを使って仕上げていきます。
用意したイラストをのぞむサイズで印刷しようとすると、プリインストールのソフトでもできないことはないですがかなり手間がかかってしまいます。このソフトではそれが容易にできるので今回はこれを用います。
(ダウンロードリンク:PhotoScape


・CubePDF
こちらは自前のプリンターを用いずコンビニプリントをする場合に必要となるソフトです。
(ダウンロードリンク:CubePDF









作り方


いよいよ本題にはいります。
まずはじめに、作り方の大まかな流れを簡単に説明すると

①イラストを用意する

②イラストを加工する

③加工した画像を印刷する

④印刷したものを切る

⑤ケースに入れる

これで完成します。ね、簡単でしょ。
とはいえこの記事のタイトルに『めっちゃ丁寧に解説してみる』と書いた通り、各ステップごと解説やいくつかある注意点を書いていこうと思います。




①イラストを用意する

意気込んではみましたが、このステップだけはあまり解説を入れるつもりはありません。
というのも使用するイラストの吟味はそれぞれの好みがでるだろうし、その瞬間がローダーをつくる過程において一番楽しい時間だと思うからです。私は公式のイラストを使用していますが、絵心がある人なら自作してみるのも一興でしょう。

ただ注意事項をあげるとするならば、公式絵以外のイラストを使用する場合は製作者の許可を取ってからにしましょう。公式のイラストであっても個人利用が許可されてない場合がありますのでお気をつけください。特に商売利用をする場合は必ず自分で描いたイラストを使用するようにしましょう。

イラストの選択の話に戻りますが、後述のイラストを加工する段階でトリミング処理をするのであまり神経質になって選ぶ必要はないです。「このイラストのこの部分が使えそうだなぁ」くらいの気持ちでイラストを選んでもらえればOKです。高画質のイラストのほうが仕上がりがキレイになるので、同じイラストが複数ある場合はできるだけ高画質のもの選択することをおススメします。


今回は例としてこちらのイラストを使用していきます。






②イラストを加工して印刷する

次にPhotoScapeを用いて画像を加工していきます。
(ダウンロードリンク:PhotoScape


まずはインストールしたPhotoScapeを開き、画像編集のボタンを押してください。


次に左のボックスから、用意した画像を開きましょう。


その後画像をトリミングしましょう。今回使うローダーの内側は「92mm x 66mm」となっているので92:62のサイズでトリミングします。




そうしたら大きさや切り取る箇所をお好みで調整してトリミングを押しましょう。





ここから、画像に文字をいれる場合とGXマークのような画像を挿入する場合の2パターンに分けて説明します。

まずは、文字を入れる場合。


オブジェクトを選択して下画像の位置にあるマークをクリックします。そこで出てくるダイアログからいれたい文字とフォント、色、サイズを選択します。



文字が表示されるののでサイズ、位置、角度を調整しましょう。文字を右クリックすると再度プロパティーを開くことができます。満足いく配置になったら保存をしましょう。




続いてはGXマークを挿入する場合です。


オブジェクトを選択して下画像の位置にあるマークをクリックします。そこから挿入する画像のファイルを選択して、文字の場合と同様に大きさ、位置、角度を決めて同様に保存をしましょう。





今回用いたGXマークの画像は色違いも併せて2種類を本記事の最後に貼っておくのでご活用ください。



③加工した画像を印刷する

先ほどローダーの内側のサイズが「92mm x 66mm」と説明し画像を92:62でトリミングしましたが、このまま印刷しても横縦比が92:62の画像が出力されるだけで92mmx66mmの画像が出てくるわけではありません。その問題も解消してくれるのがこの画像を加工するのに使っていたソフトなのですが、ネットプリントへは印刷情報を直接送信することができないためもうひとつソフトが必要になってきます。自宅のプリンターで印刷する場合はもちろん必要はありません。



途中までは方法は変わらないので同時に解説をしてしまいます。
ネットプリントをする場合に必要になってくるこちらのソフト(ダウンロードリンク:CubePDF)はあらかじめインストールしておくだけで大丈夫です。


印刷ボタンをクリックして印刷設定用の画面へ移行します。


無地の画面が出てくるので先ほど加工して保存したファイルを参照して画像をドラッグ&ドロップしましょう。


下画像の位置にある「Set the Photo Size」を押して幅66、高さ92を選択します。ここは幅と高さに入れる数値を逆にしても問題ないですが、画像の収まり方を考えてこちらの値のほうがよいです。



印刷設定で画像のサイズを写真用紙サイズ(L判)を選択してプリンタを選びます。自宅で印刷する場合は自宅のプリンターを、ネット印刷をする場合は先ほどインストールしておいた「CubePDF」という選択肢がプリンター一覧に出ていると思うのでそちらを選択してください。それが完了したら印刷ボタンを押してもらえれば印刷が開始されます。


先ほどの画面で「CubePDF」を選択した方は以下のような画面が出ると思います。そこでファイルの種類でJPEGに選択して、ファイルの保存場所とファイル名を任意に設定して変換ボタンを押していただくと設定した保存場所画像ファイルとして出力されます。


これでJPGファイルができたので、そのファイルをUSBに入れてコンビニのプリンターに持っていくかオンラインプリントに登録していただければコンビニで印刷することが可能です。

ちなみに出力されたファイルはこんな感じになります。




④印刷したものを切る

印刷が完了したものがこちらになります。



後は絵に沿って切るだけなのですが、ここで仕上がりをよくするためにひとつポイントがあります。
それは、カッターの刃のたて方です。イラストに対して内側に刃をたてるか、外側に刃をたてるかによって仕上がりが変わってしまします。


簡単にイラストにおこしてみました。印刷した画像を横から見た図で、黒い箇所が絵が写っている部分で黄色で描いた箇所が紙自体の白い部分です。

外側に刃をたてた場合と内側に刃をたてた場合のそれぞれについて描いてみましたがどうでしょうか。左(外側に刃をたてた場合)では上から見た時に切り口の白い部分が見えてしまいます。一方右(内側に刃をたてた場合)では上から見ても切り口の白い部分は見えません。こうすることで仕上がった時に粗が目立たなくなります。

このテクニックはシャドーボックスなんかするときに使われるもので、本格的な場合はさらに切り口付近を絵の上からスプーンのような滑らかなものでなぞり内側に丸めこむことで切り口が見えることのないようにします。今回はケースに入れてしまうのでそこまでする必要はありませんが徹底したいという方はやってみるとよいでしょう。



⑤ケースに入れる

最後のステップです。表面と裏面合計2種類のイラストを印刷し終わったらケースに入れます。サイズの調整が正しくできていれば糊付けせずともケース内でかたかたと震えてしまうこともないですし、糊付けはしないほうがのちのち片方のイラストだけ差し替えたいときに便利です。

しかし、糊付けしたいという方もいらっしゃると思うのでその前に一つ注意です。

2枚のイラストを貼り付けるときの上下の向きには気を配りましょう。
この写真のように上下逆さにしてケースに入れるのがよいです。


なぜかと言いますと次の写真をご覧ください。

この写真の水色と赤で示した裏返し方の2通りあると思いますが、赤で示した方法のが裏返しやすいのです。となると上下逆さまに入れたほうがよいことがわかりますね。


ケースに入れてしまえば完成です!



最後に

いかがだったでしょうか、みなさんもオリジナルマーカーを作ってみたいなと思っていただければ私としても幸いです。
私は過去にこの方法で自作した先後手マーカーを誕生日プレゼントにして贈ったことがあるのですがかなり喜んでもらえて、使っている場面を見るとプレゼントした甲斐があったなと嬉しくなります。
ローダーケースは3つ入りであり高いものでもないのでプレゼントとして最適かもしれません。

最後になりますが、GXマークのロゴを貼っておくので画像をダウンロードしてご活用ください。
長い記事になりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。
それではまた。





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