2022年4月11日

RTX4000シリーズを見据えて高コスパ自作PCを構成してみる~AMDから新作CPUも出るけれど第12世代intel CPUが最強だった~

 どうもです.

最近グラフィックボードが安くなってきました.その背景にあるのはマイニング需要の低下に加え,NVIDIAから2022年9月に発売が予定されているGeForce RTX 4000シリーズです.このRTX 4000シリーズは既存のRTX 3000シリーズよりも安くて高性能らしいです.その分電力消費量が高くなるみたいですが.

そこで今回は,そんなRTX 4000シリーズを見据えた高コスパPCについて考えていきたいと思います.


まずは基本構成から

 CPU  intel Core i3 12100F  14,980 
 GPU MSI GeForce RTX 3050 VENTUS 2X  49,800 
 メモリ Team PC4-25600(8Gx2)     7,280
 マザー ASUS PRIME B660M-A D4  17,101 
 SSD シリコンパワー M.2 TLC (512GB)    7,880
 電源ユニット  Corsair RM850    12,736 
 ケース Thermaltake H17    2,882
 CPUグリス SMZ-01R    1,089
 OS Windows 11 Home DSP版   18,090
                                        合計(時価)   131,838 








各パーツについて他の候補と比較していきます








CPU


今回採用したのは「intel Core i3 12100F」です.このCPUが凄すぎて他の選択肢はありませんでした.1万円代前半のスペックとは到底思えない出来で,企業努力がうかがえますね.この安さを例えるとすればサイゼリヤでしょうか.
intelかAMDかどちらのCPUが良いのかは永遠議論され続けている問題です.しかし,intelの第12世代CPU(今回の12100Fもそうです)は非常に出来がよくて,現状ではintelの第12世代CPUを買うのが正解なのではないかと思います.






4月15日に発売されるAMDの廉価モデルも当然考慮に入れました.可能な限り安く組もうと思ったら,intelとAMDの対応マザーボードの値段の差でAMDに軍配が上がるのですが,CPU性能ではAMDがintelに見劣りしてしまいます.「Ryzen3 4100」あたりですね.
高価格帯のCPUでもintelの第12世代CPUは非常に出来が良く,「intel Core i9 12900K」やそれを強化した「intel Core i9 12900KS」辺りが一般向けのCPUの中では最高峰ですね.もっとも,先発の「Ryzen9 5950X」はそれらに対抗し得るスペックですので,今後の展開に期待ですね.

高コスパCPUの話に戻しますと,今回のCPUをもう一回り良いものを使おうと思ったら「intel Core i5 12400F」をおススメします.これも先ほど話した intel第12世代CPUですね.










GPU(グラフィックボード)


今回選んだものは「MSI GeForce RTX 3050 VENTUS 2X」.
「Radeon」や「RTX2060」等も考えましたが「RTX3050」が値段と性能のバランスが丁度良いのかなと思います.もう少し価格を抑えるのであれば,「RTX 1650」もありですが安い時の値段を考えると,現在の価格で購入するのはいささか考え物ですので不採用.
もう少し頑張れるのであれば「RTX 3070ti」を購入するのもありです.

それ以上を考えているのであれば,冒頭に少しお話した「RTX 4000」番台が10月に発売される予定ですので,10月まで待つのが良いと思います.

GPUを購入するときは同じ型番でもメーカーがいっぱいあってどれを選べばよいのか,についてはどの製品でも問題ありません.ついてるファンの数が1~3つでパソコンケースに入るかどうか(オーソドックスなのは2つ)や,HDMIやDisplayPort等の映像端子の口数が異なるのでお好きなのをお選びください.
注意点として型番違いについては注意しましょう,性能が異なってしまいます.(「RTX 3070」と「RTX 3070ti」など)








メモリ



Team PC4-25600(8Gx2) を選びました.
他の候補はないと思います.1.2V定格で3200MHzのこのメモリは唯一無二ではないでしょうか.あとは,16Gx2にして全体で32GBで使うかどうかくらい.




マザーボード



CPUの部分でも触れましたがintel CPU用のマザーボードは,AMD用のマザーボートと比べて少し高くなってしまいます.基本有線での使用を想定しているので,wifiやBluetoothのモジュールは無しです.無線モジュール付きのも載せておきますね.








SSD


M.2のTLC規格でこの値段なら十分.容量は使い方と相談といった感じです.
1TBのものでもそこそこの価格で買えます.
大容量が欲しいならSATA接続のSSDを買い足すのも手です.







電源ユニット


今回は容量の大きい電源ユニットを選びました.というのもRTX4000番台のGPUが消費電力が高いため,それに対応させたかったからです.
今回は在庫がなさそうであったため選びませんでしたが,RTX4000番台にしないのであれば「Antec NeoECO Gold」という製品が非常にコストパフォーマンスの良い製品ですので,そちらにしていただいても構いません.







CPUクーラー


今回はリテールクーラー(CPUを買うと付属で付いて来るCPUクーラーのこと)でも冷却性能は十分と判断したためCPUクーラーは無しとしました.CPUのソケットが変わったため,既存のCPUクーラーが使えないことも理由の一つです.






ケース


ブルーレイドライブをつけたかったので「Thermaltake Versa H17」を選びました.
通気性を考慮してはH18を選びたかったのですが,Amazonの在庫が無かったためこちらに.
パソコンケースはデザインを決める部分ですので,最安でなくてよいのなら自分で物色してカッコいい思ったものを買うのもアリです.ピカピカ光るものや白を基調としたもの,静音性に優れたものやクリアでスタイリッシュなものなど様々ですので一度探してみると楽しいと思います.各部分で好きなものを選ぶのが自作の醍醐味ですから.
ただマザーボードが取り付けられないと困るので「mATX対応」と書かれているものを選びましょう.わかりずらければ,探すときに「ミドルタワーケース」と調べればある程度の大きさのものになるのでほとんどがmATXに対応しているはずです.








ケースファン


ケースに取り付けてエアフローを確保するために使います.また発光のギミックのあるファンを搭載することで見た目を派手にすることができます.
「SCYTHE」のファンが安くて安定しているので使う人が多いですし,性能で選ぶのであれば「Noctua」のファンが静音性と風量ともに優秀ですので好みでどうぞ.
基本的にケースの排気部分にはもとからファンがついていますので,付け足す際はケース上部とケース前面から排気部に向かって風を送るように取り付けるのが一般的ですかね.







おわりに


今回は「intel Core i3 12100F」を使って高コスパな構成を考えました.
今回の構成も前回同様,ゲーム特化というよりは万能型のかなり手広くこなせる構成です.

CPUの価格競争で安くて良いものがでてきたり,より高性能なGPUが安く手に入るようになるかもしれなくて今後の展開が楽しみです.「Ryzen 7 5800X 3D」あたりのGPUはその代表例になってほしいですね.

今後も良い構成が組めたら記事にするつもりです.


ではでは

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